日本臨床外科医学会雑誌
Online ISSN : 2189-2075
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新生児における小腸瘻造設の臨床的検討
水野 良児山崎 洋次安川 繁博祐野 彰治吉田 二教原 章彦桜井 健司
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キーワード: 新生児, 小腸瘻
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1992 年 53 巻 5 号 p. 1084-1087

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抄録
過去20年間に経験した新生児の小腸瘻造設例13例につき検討を加えた.
手術時の日齢では2日までの症例が11例で全体の85%を占めていた.小腸瘻を造設した疾患は穿孔性腹膜炎が6例, extensive aganglionosisが4例,多発腸閉鎖症,結腸閉鎖症,腸閉鎖症術後の縫合不全がそれぞれ1例であった.また部位としては回腸瘻が11例,空腸瘻が2例であった.小腸瘻を造設するような症例には重症が多く,術後の死亡率は61%と高値をしめした.死亡例と軽快例を比較すると生下時体重には有意差はなかったが,在胎週数には統計学的有意差(p<0.05)が認められた.
腸瘻までの腸管の長さと排泄された腸液量との関連性を調べたが,絶食時においてはbowel restの状態であり,両者の間には相関はみられなかった.
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