日本臨床外科医学会雑誌
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肝下面に存在した分離型胃重複症の1例
勝山 新弥桐山 誠一加藤 博笠木 徳三中村 潔藤巻 雅夫小泉 富美朝
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キーワード: 消化管重複症, , 分離型
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1992 年 53 巻 5 号 p. 1139-1143

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抄録
消化管重複症は消化管のいずれの部位にも発生するが回盲部に多く,胃の重複症は消化管重複症の約6.6%と比較的稀な疾患である.症例は2カ月の女児で嘔吐,腹部腫瘤を主訴に来院し,腸間膜嚢腫・消化管重複症の術前診断で開腹した.腫瘤は黒色手拳大の嚢腫で肝下面に存在し,組織学的に筋層,胃固有腺を有していた.胃重複症は大彎側の球状・非分離型がほとんどで,本症例のごとく肝下面に存在する分離型胃重複癌は極めて稀と思われ,若干の文献的考察を加え報告する.
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© 日本臨床外科学会
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