日本臨床外科医学会雑誌
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甲状腺・上皮小体手術における反回神経の取扱いと予後
金地 嘉春藤本 吉秀伊藤 悠基夫小原 孝男
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1992 年 53 巻 7 号 p. 1516-1521

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抄録
昭和60年1月より平成元年12月の5年間に初回頸部手術を行った甲状腺疾患971例と上皮小体疾患178例の合計1,149例を対象とした.
術前から麻痺ないし嗄声のあったものが25例(バセドウ病1例,良性腺腫2例,癌22例)あった.
甲状腺の手術直後に起こった嗄声は,良性甲状腺疾患患者651例中25例に生じ,内23例が回復した.甲状腺悪性腫瘍患者320例では, 58例(神経切除40例,剥離温存術19例中の11例,原因不明6例,事故で切離1例.以上のうち5例(事故1例を含む)に神経吻合を施行)に生じた.このうち29例で嗄声自然回復が見られ, 29例(悪性腫瘍全例の9.1%)で永久嗄声が残った.切離・切除後神経縫合を行った6例全てで嗄声の回復が認められた.
初回頸部手術前後に生じた嗄声とその経過を疾患別,手術法別に検討した.
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