日本臨床外科医学会雑誌
Online ISSN : 2189-2075
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急性胆嚢炎における術前診断の検討
病理組織所見との関連を中心として
吉川 高志内藤 梓森田 敏裕浅生 幸郎中野 博重
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1992 年 53 巻 7 号 p. 1555-1559

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抄録
壊疽性胆嚢炎の様な不可逆性の胆嚢炎を見逃さないための診断能の向上をめざして,過去約6年間に当院で手術を施行した急性胆嚢炎21症例を対象に,摘出標本の病理組織所見別に診断能の面より検討を行い以下の成績を得た.急性胆嚢炎の炎症の進行度の判定には,初診時の白血球数,超音波検査での胆嚢壁の性状,および経時的超音波検査での胆嚢腫大,胆嚢壁の性状, Debrisの変化の観察が有用で,胆嚢腫大が増強し胆嚢内debrisが消失せず,壁不整が出現する症例は壊疽性胆嚢炎であることを強く示唆している.
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