日本臨床外科医学会雑誌
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作成後10年目の内シャントに感染性仮性動脈瘤を形成した1例
進藤 俊哉登 政和田中 信孝村上 信乃
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1992 年 53 巻 7 号 p. 1573-1575

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抄録
慢性透析患者の内シャントにできた感染性仮性動脈瘤を経験した.症例は28歳の女性で,内シャントを作成し10年間慢性透析を行ってきた. 1991年2月より前腕穿刺部に感染を起こすことがあり, 6月になって内シャントが急激に腫大し,菌血症を共なった仮性動脈瘤となったため緊急手術を施行した.術後は神経障害や運動麻痺を残すことなく軽快した.作成後10年を経て内シャント部に感染性の仮性動脈瘤を形成した例は文献上報告がなく,本症例が本邦で第1例目である.
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© 日本臨床外科学会
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