日本臨床外科医学会雑誌
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胃癌の乳腺転移の1例
中野 聡子内田 賢長原 修司山下 晃徳武山 浩南雲 吉則篠崎 登桜井 健司
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1992 年 53 巻 7 号 p. 1597-1601

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抄録
1990年に当科で経験した胃癌の乳腺転移1例に,本邦報告例18例を加え,臨床的検討を行った.原発巣の胃癌は全例進行癌であり,組織型は低分化型が多かった.転移巣の乳腺腫瘍は進行したものが多かった.乳腺以外の転移は,リンパ節,卵巣,皮膚,骨に多くみられた.胃癌の乳腺転移発見後は治療にかかわらず予後不良であり,転移巣の手術適応は他に転移を認めず,局所のコントロールが必要である場合に限られるべきであると思われた.
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