日本臨床外科医学会雑誌
Online ISSN : 2189-2075
Print ISSN : 0386-9776
ISSN-L : 0386-9776
体外循環下に摘出した下大静脈腫瘍塞栓を伴う腎細胞癌の1治験例
西田 俊朗奥田 彰洋野村 文一大川 淳線崎 敦也山際 健司田中 智之元木 賢三
著者情報
ジャーナル フリー

1992 年 53 巻 8 号 p. 1966-1971

詳細
抄録
腎細胞癌は,比較的高頻度に静脈内腫瘍塞栓を伴っているが,この予後に関しては,積極的な外科治療を行えば,良好であるとの報告が近年多い.しかし,腫瘍塞栓が,肝上部の下大静脈を越えると,外科的根治術は難しくなる.今回,肝上部の下大静脈に至る腫瘍塞栓を伴った58歳男性の腎細胞癌症例に対し,体外循環を用い根治術をおこない良好な結果を得たので報告する.あわせて,下大静脈に腫瘍塞栓を伴う疾患に関し,文献学的に検討を加えた.
著者関連情報
© 日本臨床外科学会
前の記事 次の記事
feedback
Top