日本臨床外科医学会雑誌
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Three color flow cytometryを用いた胃癌患者のリンパ球サブセットの検討
田辺 博今井 直基渡辺 進橋本 高志加納 宣康
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1992 年 53 巻 9 号 p. 2040-2046

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抄録
胃癌患者は82例を対象とし組織学的所見によりstage分類した(stage I 23例, stage II 16例, stage III 19例, stage IV 24例).これらの患者の免疫能を評価するために,モノクローナル抗体CD3, CD4, CD8, CD11b, CD16, CD45R, CD56, CD57, Leu8を用いリンパ球サブセットを測定し,各stageごとに比較し以下の結論を得た.
胃癌患者においてT細胞のなかでは癌の進展によりCD4+ CD45R+ Leu8+ (suppressor inducer T)細胞の減少とCD8+ CD11b+ (suppressor T)細胞の減少がみられた.またnatural killer (NK)細胞については癌の進展によりCD57- CD16+ (NK+++)細胞の減少がみられた.またlymphokine activatedkiller (LAK)細胞については癌の進展によりCD3- CD16+ CD56+ (NK-LAK)細胞の減少とCD3+ CD16- CD56+ (T-LAK)細胞の増加がみられた.
胃癌患者のリンパ球サブセットの検討では,癌の進展によりsuppressor inducer, suppressor細胞の減少, NK細胞, NK, LAK細胞の減少がみられたが, T-LAK細胞は上昇する傾向にあった.
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