日本臨床外科医学会雑誌
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後縦隔発生Castleman lymphomaの1例 -本邦報告218例の検討-
浜田 史洋西山 宜孝藤原 恒太郎高須 伸治井上 文之折田 薫三
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キーワード: 縦隔腫瘍
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1992 年 53 巻 9 号 p. 2100-2103

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抄録
Castleman lymphomaは1954年Castlemanにより縦隔リンパ節の過形成として最初に報告され,比較的稀な疾患とされている.今回,われわれは後縦隔に発生したCastleman lymphomaを経験したので報告する.
症例は28歳男性で,自覚症状はなく検診にて胸部異常陰影を指摘された. CT検査上,第7胸椎の椎体右前方に4.0×3.0cmの充実性腫瘍を認め,造影剤にて均一に濃染された. MRIでT1強調画像上は均一な腫瘍として, T2強調画像上は高信号域と描出された.手術所見では腫瘤は4.0×2.8×2.5cm,赤桃色表面平滑で割面は灰白色充実性であった.組織学的検査上は, Kellerらのいうhyaline vascular typeと診断された.本邦に於ける本疾患の報告は, 1957年に稲田らにより最初に行われている.今回われわれは,自験例を含め検索し得た218例の集計を行い,その結果もここに併せて報告する.
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