日本臨床外科学会雑誌
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後腹膜benign multicystic mesotheliomaの1例
工藤 道也熊木 俊成赤羽 康彦野村 和彦
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キーワード: 後腹膜
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1998 年 59 巻 2 号 p. 557-560

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抄録
症例は, 41歳女性.右下腹部の鈍痛を主訴に来院,右下腹部に腫瘤を触知した.腹部CTにて,肝下面から骨盤腔に至る巨大な多房性の嚢胞性腫瘤を認め,手術を施行した.摘出標本の組織学的検討により,後腹膜由来のbenign multicysticmesotheliomaと診断された.腹膜中皮腫はびまん性,悪性のものがほとんどで,限局性で良性のものは稀である.そのなかでもmulticystic typeは特殊型で,組織学的に良性と診断されたものでも25%に再発を認め,十分な経過観察が必要である.
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