日本臨床外科学会雑誌
Online ISSN : 1882-5133
Print ISSN : 1345-2843
ISSN-L : 1345-2843
胸腔鏡下手術後にHorner症候群を呈した1例
渡邉 幹夫大坂 喜彦
著者情報
キーワード: Horner症候群, 胸腔鏡手術
ジャーナル フリー

1999 年 60 巻 6 号 p. 1483-1485

詳細
抄録

左自然気胸に対し胸腔鏡手術を施行後,一過性にHorner症候群を呈した1例を経験した.左胸痛を主訴に当科入院,左自然気胸と診断,手術を施行した.肺尖部の縦隔側への癒着を認め,同部位を電気メスで切離し肺部分切除を行った.術後にHorner症候群を呈したが,次第に軽快した.交感神経幹付近の壁側胸膜に対しては,特に慎重な手術操作が必要である.

著者関連情報
© 日本臨床外科学会
前の記事 次の記事
feedback
Top