日本臨床外科学会雑誌
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腹腔鏡下手術を施行した慢性特発性大腸偽性腸閉塞症の1例
上甲 秀樹矢野 達哉増田 潤
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2001 年 62 巻 12 号 p. 2977-2980

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抄録

症例は48歳,男性.便秘,腹部膨満感を主訴に来院した. S状結腸軸捻転を認め,大腸内視鏡下のガス吸引にて症状軽快した.しかしながらその後も同症状を繰り返したため入院した.腹部単純X線写真,注腸透視にて著明に拡張したS状結腸を認め,慢性特発性大腸偽性腸閉塞症と診断し,腹腔鏡補助下S状結腸切除術を施行した.術後経過は良好で便通も良好となり,腹部膨満感も消失した.

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