日本臨床外科学会雑誌
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後腹膜腫瘍切除3例の経験
齋藤 克憲高橋 康宏岩代 望大原 正範石坂 昌則加藤 紘之
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キーワード: 後腹膜腫瘍
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2002 年 63 巻 2 号 p. 485-490

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抄録
後腹膜腫瘍の3例を経験したので報告する.症例1は54歳男性,他疾患の手術中に後腹膜腫瘍(高分化型脂肪腫)を指摘,切除されたが半年後に再発し,当科受診. 2.3kgの再発腫瘍を切除した.症例2は77歳女性,心筋梗塞にて他科入院中に嚢胞形成性の後腹膜腫瘍を指摘され,腫瘍摘出術を施行. 1kgの神経鞘腫と診断された.症例3は71歳男性,左側腹部痛にて近医受診し,後腹膜腫瘍を指摘されたが放置. 17カ月後に再受診し腫瘍の増大を認めたため当院紹介され, 620gの後腹膜腫瘍(高分化型脂肪肉腫)を切除した.後腹膜腫瘍は症状に乏しいため巨大化し易く,また悪性腫瘍の場合再発の可能性が高いことから術中の慎重な診断と適切な術式選択が重要である.
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