日本臨床外科学会雑誌
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間歇的腹痛を主訴とした小児の腸間膜嚢腫の1例
田中 宏明溝手 博義深堀 優浅桐 公男田中 芳明鶴 知光
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キーワード: 腸間膜嚢腫, リンパ管腫
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2003 年 64 巻 8 号 p. 2029-2031

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抄録
小児の腸間膜嚢腫は比較的稀な疾患である.今回私共は,間歇的腹痛を主訴とした小児の腸間膜嚢腫(リンパ管腫)の1例を経験した.症例は5歳,男児.各種画像検査にて骨盤内に腫瘍を認め,摘出術を施行した.腫瘍はTreitz靱帯より肛門120cm,回盲部より口側340cmの部位の腸間膜に存在し,大きさは13×10×8cmであった.術後病理組織学的にlymphangiomaと診断された.
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