日本臨床外科学会雑誌
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蛋白漏出症を伴った若年性胃腸管ポリポーシスの1例
山口 由美柴田 俊輔石黒 稔万木 英一西土井 英昭村上 敏
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2004 年 65 巻 3 号 p. 656-660

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抄録
患者は48歳,男性.全身倦怠感,浮腫を主訴に来院し,血液検査で貧血,低蛋白血症を指摘された.胃内視鏡検査で小ポリープが密生して巨大皺襞を形成している所見を認め,組織検査でHpの感染を伴う若年性ポリポーシスと診断した.自験例は蛋白漏出を伴う肥厚性胃炎であるメネトリエ病の範疇であると判断し,除菌療法や内科的治療を試みたが,内視鏡所見で進行性の経過をとり,症状の改善がなく胃全摘術を施行した.薬物治療に抵抗し,進行性の経過をとる若年性胃ポリポーシスにおいては,外科的治療も考慮すべきと考えられた.
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