1991 年 32 巻 12 号 p. 1577-1579
60歳,女性。1984年11月に貧血,白血球増加と胃潰瘍を指摘され入院。脾腫無く,WBC 33,000/μl, Hb 9.8g/dl, Plt 93.7×104/μl, 骨髄はNCC 89×104/μl, Meg 188/μl, M/E=4.91で染色体分析では46, XX, t (9; 22) (q34; q11)であった。CMLと診断し,1985年1月14日よりIFN-α600万単位連日皮下注を開始した。22日間連日投与後2月26日まで隔日投与を行い,以後10∼20日に一度間欠投与を継続していた。血液所見は正常域に保たれ,35月後よりPh1陽性率が減少し66月後に0%となった。