臨床血液
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パネルディスカッション2
白血病に対するBMTの将来
AL第1寛解期は絶対適応か
—BMTの立場から—
塩原 信太郎森 孝夫
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1991 年 32 巻 4 号 p. 366-371

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抄録
1977年以降金沢大学骨髄移植班で実施した急性白血病第1寛解期の患者23例(ALL; 13例,ANL 10例)中12例が1年以上生存し,うち10例が無病生存し社会復帰している。5年予想生存率は52% (ALL; 69%, ANL; 30%), 再発率は22% (ALL 38%, ANL 0%)であった。ALLに対する移植成績は,まず化学療法で寛解治癒を目指し,再発例をBMTで救命したと仮定した場合の累積治療成績よりも優れていた。また100日以内の早期死亡例は1987年以降認めなかった。これらの移植成績と他施設での比較対照試験の成績を評価すると急性白血病第1寛解期での骨髄移植の適応は(1) ANLとハイリスクALLで40歳以下,(2)ローリスクALLで適格ドナーが得られる場合,と考えられた。ANLとハイリスクALLで適格ドナーが得られない場合は非血縁者間からの,あるいは自家骨髄移植を考慮すべきであろう。白血病治療戦略上ドナーバンクと移植センターの設置が重要であることも強調した。
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© 1991 一般社団法人 日本血液学会
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