1996 年 37 巻 8 号 p. 651-653
再発AML 28例に少量cytosine arabinocide (ara-C), 少量aclarubicinとG-CSFを同時併用するCAG療法を施行し,28例中24例(86%)に完全寛解が得られた。寛解持続期間とCAG療法開始後の生存期間の中央値はそれぞれ7カ月と17カ月であった。骨髄抑制および非血液学的副作用は明らかに軽度であった。CAG療法は副作用が軽度であることから,患者のQOLは極めて良好であり,再発AMLに対し選択すべき治療法の一つと考えられる。