臨床血液
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臨床研究
Cytarabine ocfosfate経口投与時の血中cytarabine動態より見たその有用性
上田 恭典森 眞一郎伊藤 量基前迫 善智小西 博矢切 良穂
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1998 年 39 巻 5 号 p. 348-354

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抄録
Cytarabine ocfosfate (SPAC)は経口投与後速やかにcytarabine (ara-C)に変換される薬剤である。SPACを6人の急性非リンパ性白血病(ANLL)もしくは骨髄異形性症候群(MDS)の患者に1日100∼400 mg 14日間経口投与し,その血中動態を調べた。血中ara-C濃度は投与開始後48∼96時間でほぼプラトーに達し,投与終了の1日後まで横這いないしは軽度の上昇を示したが,投与終了の8日後では1 ng/ml以下であった。この検討により,薬物動態学的には,SPAC 150∼300 mg/m2/dayの経口投与が20 mg/m2/dayのara-C持続注入に匹敵することが示された。また,全患者に対してSPACの14日間投与が可能であった。SPACは,特に強力な化学療法の実施できないANLLやMDS患者に対して外来で強化,維持療法を実施する場合に有用な薬剤であると思われる。
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© 1998 一般社団法人 日本血液学会
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