臨床血液
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臨床研究
一般病院での自家末梢血幹細胞移植の施行経験とその臨床的検討
太田 忠信岸田 卓也長谷川 太郎平井 学山根 孝久日野 雅之巽 典之
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1998 年 39 巻 5 号 p. 355-362

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抄録
末梢血幹細胞移植(PBSCT)は,悪性疾患の治療戦略の一つとして現在広く普及しつつある。1993年以来当院ではPBSC採取36例,採取PBSC量をCD34+細胞で評価し,内22例にPBSCTを施行した。採取CD34+細胞量は,採取時白血球数が高いほど,採取前治療が強いほど多い傾向がみられ,さらに化学療法後の白血球回復速度が早いほど有意に多かった。PBSCT後の造血回復ではCD34+細胞2.0×106/kg以上の輸注で白血球の回復はすみやかであるが,ANLLで血小板の回復が遅延した。臨床効果では症例数が少なく観察期間も短いが,無病生存率および無病生存期間は,ANLL(5例)で60%, 12.8カ月,ALLで100%, 11.3カ月でありさらに観察中である。一般病院でもPBSCT併用の大量化学療法を安全に施行・運用できることを示したものと判断された。
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© 1998 一般社団法人 日本血液学会
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