2018 年 59 巻 8 号 p. 1002-1006
症例は56歳,女性。2012年12月に古典的ホジキンリンパ腫と診断され,ABVD6サイクルにて完全寛解(complete remission, CR)となった。2015年3月に再発となり,B症状,骨病変を有する高リスクであった。前医にてbrentuximab vedotin(BV)1サイクルを受け部分寛解(partial remission, PR)となった。BV2,および3サイクル目を施行したが再燃した。標準量のBEACOPP療法にて部分寛解が得られ,自家造血幹細胞移植(autologous stem-cell transplantation, ASCT)を施行した。移植後に残存病変を認めたことも併せて,BV維持療法を後続治療とした。移植後3ヶ月にはCRとなり,以後長期CRを維持できている。前治療でBVに対しPR以上の反応性があれば,その後再燃してもASCT後のBV維持療法が有効となることが示唆された。