抄録
本研究では,小学校の児童に対し,豊かなWell-beingを育むためのプログラミング教育を実践し,その評価を行うことを目的とした。そのために,教員養成を担う大学が,小学校と連携してプログラミング教育の教材開発を行い,「授業自体が児童にとってWell-being」であり,かつ「社会全体のWell-beingを創造する活動」を展開できるように,教授法の改善や授業実践を支援した。結果,教材開発の有効性が確認され,児童は,学習をとおして自己効力感や自己成長を実感でき,自信を高めることができるなどWell-beingの向上に有効な手立てであったことが確認された。