河川技術論文集
Online ISSN : 2436-6714
海域への流出土砂量予測における 支川粒度分布と浮遊砂浮上量式の影響
梶川 勇樹梶本 健介黒岩 正光三輪 浩和田 孝志
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2022 年 28 巻 p. 271-276

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抄録

流砂系一貫した総合土砂管理における沿岸域の計画の策定では,河川から海域への流出土砂量を精度良く予測することは極めて重要である.本研究では,その土砂管理計画の策定等に資するため,鳥取県の千代川を対象に,一次元河床変動計算における支川実測粒度分布の使用の有無,および浮遊砂浮上量式の違いが流出土砂量予測へ及ぼす影響について検討した.その結果,本川よりも細かい粒度分布を持つ支川からは多量の浮遊砂が流出し,適切な流出土砂量予測には支川粒度分布に実測値を用いることの重要性を示した.また,浮遊砂浮上量式の違いが流出土砂量予測に大きく影響し,流砂量式の選択によってはその最小値と最大値との間に,最小値の数倍程度の違いが表れることを明らかにした.

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© 2022 土木学会
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