河川技術論文集
Online ISSN : 2436-6714
流域治水対策の検討・推進プロセスに関する事例分析
鶴田 舞伊藤 崇宏松田 啓柳澤 修
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2024 年 30 巻 p. 513-518

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抄録

流域治水は,河川・下水道管理者等による治水に加え,あらゆるステークホルダーにより流域全体で行う治水とされており,その進め方は各地に委ねられている.一方で,流域治水に携わる実務者からは,プロジェクトのマネジメント手法,関係者間の合意形成手法,対策の評価方法等の課題があげられている.これらの課題に対し,本研究では,流域治水対策の検討・推進プロセスに関する知見を導出することを目的として,8の流域・圏域を対象に事例調査を行い,各事例の特性を比較分析した.結果から,流域治水の検討フロー(案)及び推進のポイントをとりまとめた.検討フロー(案)では,流域治水の目指す姿を “持続可能な暮らしと流域管理・利用”と設定した.スコープを”治水”のみならず日常の”暮らし”や “管理と利用”に広げ,広範なステークホルダーに対して”自分事”として参画するよう働きかけていくことが重要である.

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© 2024 土木学会
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