2025 年 31 巻 p. 553-558
土砂量の時間変化と洪水時の河床高の時間変化について,安価かつ,連続的に観測するための計測装置を開発することを目的としている.本研究では,袋体タイプ,プレートタイプ,一斗缶タイプ,角缶タイプ,砂入角缶タイプの計5パターンの計測装置の有用性について太田川水系根谷川の東原頭首工に設置されている観測桝に長期間適用することで検証を行った.検証した結果,袋体タイプ及びプレートタイプは計測装置上部の土圧の減衰により適切に土砂堆積高を計測することができなかった.一斗缶タイプ,角缶タイプ,砂入角缶タイプでは,現状課題はあるものの壁面の考慮や計測装置内に生じる圧力の関係式による補正を行うことで,適切に土砂堆積高を計測することができると考えられた.