2025 年 31 巻 p. 577-582
流域の関係者が協働して治水対策に取り組む「流域治水」の推進には,河川だけでなく流域全体を俯瞰し,水災害リスクを踏まえた防災まちづくり等の取組みが必要である.国土交通省が公表している「水災害リスクを踏まえた防災まちづくりのガイドライン」において,水災害リスクや治水対策効果に関する流域データの活用策が示されているが,各種流域データの形式・空間解像度が様々で比較表示等の処理が難しいこと等の課題がある.本報告では,流域治水対策の立案支援のための流域データの処理手法を検討するとともに,同処理手法の自動化や処理結果の可視化手法を実用化するためのプログラムの開発と流域治水協議会の関係者等への試行結果について報告する.