2025 年 31 巻 p. 571-576
木曽三川では河道内樹木の再繁茂による流下能力の低下が生じている.特に,木曽三川の代表的な樹種であるヤナギは,水際など低水路に近い範囲で繁茂するため流下能力への影響が大きいうえ,生長速度が速いことから樹木管理上の課題になっている. 本検討では,三次元データや AI 画像解析,UAV 写真測量といった新技術を活用して,効率的な樹木繁茂状況の把握とその影響評価を定量的かつ効率的に実施する手法を検討した.また,それらを適用して河道内樹木の適正管理に資する高頻度のモニタリング計画を立案した.今後,試行領域を拡大し,流下能力の適切な管理を目的とした樹木管理の高度化を更に推進したいと考えている.