抄録
石川県金沢市の大学に通う自宅外生162人に、自然災害に備える意識の自己評価、災害に対
する意識、食料品備蓄の現状、食料品備蓄に関する学習経験や知識等について質問紙調査
を行った。その結果、自然災害に備える意識の自己評価が高い群(高群)は災害に対する意
識(近い将来、金沢市において自然災害が発生すると思う)が有意に高く、食料品備蓄も4
日分以上できていると認識していた。また高群は、食料品備蓄について有意に近年まで継
続して学んでおり、食料品備蓄についてより多くの知識を有していたことから、これらの
ことが自然災害に備える意識の自己評価の高さに繋がっている可能性が示唆された。以上
より、自然災害に備える意識の自己評価は概ね実際の行動や知識を反映しており、備える
意識の醸成には食料品備蓄など防災に関する学びを反復継続することで知識を増やしかつ
保つことが重要であると考えられた。