岩手大学農学部植物生命科学科では学部3年生を対象とした作物学実験で,「イネ科作物の環境応答」という回を設け,イネとコムギを異なる土壌水分条件でポット栽培し,生理形態的な違いを調査する実験を行っている.根長測定を行うことで,土壌水分の違いが地上部だけではなく根の発達にも影響を及ぼすこと,さらにその影響は同じイネ科作物でもイネとコムギでは異なることを実感することができる内容としている.岩手大学の作物学実験について,準備物や実験のねらい,調査・実験の流れ,学生の反応などをできるだけ詳しく紹介し,根を対象とした教育例として参考にしていただきたい.