イチジク ‘桝井ドーフィン’ の挿し木個体を約350 mLの砂礫を用土とする根箱で栽培した.この用土上面に健全土壌といや地汚染土壌30 mLを接種し,根箱の透明な平面を通して観察された根の伸長を接種後30日目までトレースし,積算根長を求めた.また,定期的にルートボックスを開いて平均的な根群をサンプリングし,呼吸速度を測定した.その結果,汚染土壌の接種は一次根の伸長には明らかな影響を及ぼさなかったが,新梢伸長と二次根の伸長を接種直後から抑制した.また,根に褐変など外観の変化は観察されなかったものの,異常呼吸と推定される呼吸速度の上昇が認められた.