福井県立大学大学院生物資源学研究科
農研機構東北農業研究センター
名古屋大学生物機能開発利用研究センター
2021 年 30 巻 2 号 p. 41-45
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空隙率は根の酸素通気と密接に関わるため,植物の耐湿性指標としてよく用いられる.アルキメデス法は本連載第1回目で紹介した比重法と同様に植物内の空隙率を計測できる方法である.本法は生重量が1 g程度の試料から根系全体といった大きな器官の測定まで幅広く評価できる.測定には床下秤量付きの天秤と真空ポンプなどの減圧状態をつくることができる装置を用いる.本稿が読者にとってアルキメデス法の活用の一助になることを願う.
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