Germination stimulants for the seeds of root parasitic plants

Yukihiro SUGIMOTO; Koichi YONEYAMA

doi:10.3117/rootres.12.51

根寄生植物の種子発芽を刺激する物質

杉本幸裕, 米山弘一

著者情報

キーワード: 発芽刺激物質, オロバンキ, 根寄生植物, ストライガ

ジャーナルフリー

2003 年 12 巻 2 号 p. 51-56

DOI https://doi.org/10.3117/rootres.12.51

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抄録

根寄生植物は多くの穀物やマメ科作物を宿主とし, 世界各地で農業に甚大な被害をもたらしている. 根寄生植物種子は宿主植物の根から分泌される信号物質を感受してはじめて発芽する. これは宿主から独立しては生きられない根寄生植物が持つ巧妙な生存戦略と考えられている. 根寄生植物種子の発芽を刺激する物質について概説するとともに, 宿主認識における発芽刺激物質の重要性および発芽刺激物質を用いた根寄生植物の防除の可能性についてまとめた.

責任著者(Corresponding author)

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