安全工学
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地震対策 特集
産業施設における地震対策のあり方
井上 威恭
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キーワード: 地震, 産業施設, 地震対策
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1982 年 21 巻 6 号 p. 325-332

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抄録

産業施設として本稿では主としてコンビナート等の施設をとりあげて,次のような考え方に基づいて地 震対策のあり方を解説した. (1)地震対策はシステム全体の安全を考えるべきであるから,システム工学的にアプロ一チしていく必 要がある.(2)地震対策は地域住民の受けるリスクを評価した後,リスクの重要度に適応した地震対策を施すべぎ である. (3)既存設備の地震対策ほ,現在各地で行なわれている防災アセスメントにおける災害想定に基づいて行なわれるべきであって,具体的には通商産業省およぴ消防庁で行なわれている地震対策を例示した,(4)地震対策は急がねばならないが,100年の長期計画のもとに現実的に逐次実行していかねばならな い矛盾した宿命がある.

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© 1982 特定非営利活動法人 安全工学会
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