1982 年 21 巻 6 号 p. 415-419
北海道浦河を昭和57年3月に襲った地震は,本土とし.て久方の直下型震度6の烈震であった、丁度冷雨の降る日で大部分の家で暖房をしていたにもかかわらず,心配されていた火災は1件もなかった,これまでの研究や調査でほ震度6では物理的にも心理的にも,火を消すことは至難のわざであるとされていた.にもかかわらずなにゅえ浦河では火を出さなかったか.過去のいくつかの調査例と比較しながら地震のときの人間行動を中心にこの間題を解明してみる, パニックや混乱をコントロールするものとしての人間的対応,ことに事前の対策や,過去の経験,学習,や訓練がどのように生きるかを知ることは防災対策のキーポイントでもある.