安全工学
Online ISSN : 2424-0656
Print ISSN : 0570-4480
ISSN-L : 0570-4480
地震対策 特集
地震動の検知および遮断システム
尾上 賢鹿熊 英昭
著者情報
キーワード: 地震, 地震動, 検知, 遮断
ジャーナル フリー

1982 年 21 巻 6 号 p. 407-414

詳細
抄録

地震に伴う2次災害を防止するために,制御用地震計を使用して構造物に破壊をもたらすおそれのある地震動を検知し,電力や燃料の供給停止,列車ほか交通機関の運転停止などの緊急安全措置を講じることが行なわれている.本稿では,この種の制御用感震器における地震動の検知の仕方,感震器の対震遮断システムヘの使われ方にっいて紹介する.現在使用されている感震器はぼとんど機械式の加速度計である.電磁式で波形記録などの多重機能をもつものも実用化されているが,信頼性を重視してなお,主流は機械式のものである.更に,万一誤動作の場合,社会的影響の大きい重要施設では複数台の感震器をおき,制御信号の発信には多数決採決方式を採っている.人に震度階を知らせた弘最大加速度値を表示したりする簡易な感震器も,人の集まる場所を対象に普及しつつある.

著者関連情報
© 1982 特定非営利活動法人 安全工学会
前の記事 次の記事
feedback
Top