安全工学
Online ISSN : 2424-0656
Print ISSN : 0570-4480
ISSN-L : 0570-4480
資料
ガス自
若生 彦治
著者情報
キーワード: ガス, 自殺
ジャーナル フリー

1987 年 26 巻 2 号 p. 106-109

詳細
抄録

都市ガスと液化石油(LP)ガスを用いた自殺行為は,年間約千件発生しており,約250人が死亡している(消防白書,昭和60年度),特に,集合住宅でのLPガス自殺行為は,隣接住居を損壊する危険を持っている。この防止対策を考える目的で,事故調査報告書などを基に発生現況,自殺企図者の挙動を調べた.特異な挙動は予告電話などがあるが非常に少ない.おもな放出箇所が限定されていることより,既存の安全機器の併用によって未然にガス自殺は防止でぎると考えられる.

著者関連情報
© 1987 特定非営利活動法人 安全工学会
前の記事 次の記事
feedback
Top