1987 年 26 巻 2 号 p. 91-97
本稿で 酸化剤と可燃物との混合物を長時間放置すると,自然発火または自然発熱する危険性がある.は,この危険性を予測する手段として, 小形混触発熱試験を行った結果について検討を行った.その結果, は,10℃/min昇温速度のDTAでは155℃以下で発熱し,DTA発熱開始温度が混触発熱の予測手段と なり得ることが示された.100℃混触発熱試験で発熱する酸化剤一エチレングリコール混合物については,DTA発熱開始温度と100℃発熱試験における最高温度到達時間の間には相関が認められた.