安全工学
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災害体験ゲームの開発とその効果
梶 秀樹岩城 和宏
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1988 年 27 巻 2 号 p. 99-106

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抄録

昨年11月15日(日),私共の研究室で考案した新しい防災訓練法を,墨田区東向島二丁目町会,向島消防署,墨田区役所等関係機関の協力を得て実施することができた。「災害体験ゲーム」と名付けたこの訓練法は,大地震により想定されるさまざまな被害を,パネルの絵や発煙筒を使って,合図とともに一斉に町のなかに仕掛け,訓練参加者に,消火・救護・避難などの臨機応変の対応を,いくつかのチームごとの対抗戦により,ゲーム的感覚で行ってもらおうというものである, 当日は,小雨がぱらつくあいにくの天気であったが,例年の2倍近い250名強の参加があり,心配された事故もなく,初の試みとしては大成功を収めた.ここでは,発想の経緯とねらい,開発上の工夫と準備,実施後の効果等について述べて,諸氏の参考に供したい.

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© 1988 特定非営利活動法人 安全工学会
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