1993 年 32 巻 6 号 p. 384-390
機械設備の保全活動は,事後保全や時間計画保全から,状態監視保全を主体としたものへと変化してきており,今後は設備の劣化や寿命を予知し,破壊を合理的に予防していく予知保全の実現が期待され ている。 保全技術の新しい展開には,機械の構成部材の内部状態を正確に把握することが必要であり,このため,計測された物理信号から有用な情報を抽出する処理の高度化が課題となる. ここでは,物理信号のセンシング原理や信号解析法,対象の物理モデル,人間の情報処理様式などに新たな手法をとりいれ,計測対象から従来にない有用な情報を抽出している先端的な研究例を紹介して いる.