1993年1月からECの市場が統合され,人や物が国境を自由に通過できるようになった.市場統合の影響は単に欧州諸国内だけではなく,全世界的に市場を開放したことになる.したがってこの仕組みは将来世界の共通ルールとなる可能性があり,そのなかで安全に関する国際基準も例外ではない.米国の製造物責任訴訟はもとより欧州の製造物安全の考え方を把握し,調査研究して対応することがいまやわが国の課題といえよう.そこで本稿では,EC指令を中心に欧州における消費者保護対策と物(製造物)の安全規制の統一強化に関する資料の一例を紹介した.