東京工業大学工学部機械宇宙学科
1994 年 33 巻 4 号 p. 242-249
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1992年8月28日(金)22時ごろ,北海道石狩郡石狩町の(株)鈴木総合食品石狩工場において液化窒素 貯槽(CE)の破裂事故が発生した。当該工場が半壊するとともに,発災CE中心に半径約400m以内の工場などが損壊し,CEの破片が最大約350mに飛散するなどの被害をもたらした.事故の原因は,ばね式安全弁と破裂板の元弁が人為的に閉止され,CEが完全に密封状態になったことにある.密封状態で外部からの侵入熱によって液化室素の圧力が経時的に上昇し,50~80日程度で内槽の破裂圧力を超えるに至った.
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