1995 年 34 巻 5 号 p. 320-324
安全の問題をその管理主体の立場で論じる場合,現在わが国で問題となっている規制緩和を抜きにしては語れない.安全を今後とも確保していくためには,運営担当がその設備を十分にコントロール可能である状況を保っことが重要であり,安全風土の確立とともに安全理論の導入などにより客観的な安全対策の検討が必要である.安全確保には,企業の責任者の価値観が大きな鍵となっており,技術者もこれまでの目的達成のためだけの立場ではなく,その価値,位置付けに関しても意見を発するべきである.