2005 年 44 巻 4 号 p. 241-249
共通の危険に直面したときでも,人はそれぞれの対応を示す.対応によっては,大きな事故の発生の要因になる.本文では,コンピュータによるリスクコミュニケーションの支援の方法を提案する.支援の方法の一つは,コミュニケーションのテキスト文をキーワードで表すことである.しかし,立場によってキーワードの意味が異なる.この問題を解決するために,複数のクラスで立場の多様性を表し,メッセージの意図も立場の遷移によって現れるという仮説をたてる.複数のクラスに対して2 クラスの分類学習を提案しキーワードの洗練化を行い,実験によってこの方法の有効性を示す.