平成23 年3 月11 日に発生した東日本大震災を受けて,消防庁では,平成24 年度に「東日本大震災を踏まえた危険物の仮貯蔵・仮取扱い等の安全確保のあり方に係る検討会」を開催して,東日本大震災時に行われた仮貯蔵・仮取扱い等の実態を調査するとともに,震災時等における危険物の仮貯蔵・仮取扱い等の安全確保のあり方について検討を行った. 当該検討会における検討結果を踏まえ,製造所,貯蔵所又は取扱所が被災する等により,平常時と同様の危険物の貯蔵・取扱いが困難な場合において,危険物の仮貯蔵・仮取扱いの運用が円滑かつ適切に行われることを目的に,震災時等における危険物の仮貯蔵・仮取扱い等の安全対策及び手続きに係るガイドラインを策定した.