安全工学
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総説
製造現場のアラームマネジメントへの取り組み状況
樋口 文孝
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2015 年 54 巻 2 号 p. 80-86

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抄録
欧米ではプラント運転の安全性強化のためにヒューマンファクターに起因する事故防止に着目したアラームマネジメントへの取り組みが盛んである.出光興産では,世代交代による熟練オペレータの運転ノウハウの喪失への対応の一つとして,これまでボトムアップで進めてきたアラーム削減活動を充実し,安全・安定運転を継続するためにアラームマネジメントへの取り組みを開始した.アラームマネジメントを日常業務として確立するために,アラーム基本方針の明確化,アラーム削減手法の標準化・統一化,日常管理の環境整備,ライフサイクルの仕組み構築に向けた検討を進めている.現在,オペレータ一人当たりの定常時平均アラーム発報数2 回/10 分の達成に向けた取り組みを展開している.また,非定常時では,大規模石油化学プラントで緊急停止時のアラーム発報数を約9 割削減した.
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© 2015 特定非営利活動法人 安全工学会
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