安全工学
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総説
原子力安全推進協会における安全文化の支援・評価活動
本田 一明浜田 潤井上 守
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2016 年 55 巻 1 号 p. 17-25

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抄録
平成23 年3 月11 日に発生した東日本大震災後の福島第一原子力発電所の事故は,日本国内はもとより,世界各国の原子力政策などにも大きな影響を及ぼした.日本国内の原子力発電所を始め原子力関連の事業所においては二度と同じような事故は起こさないとの覚悟のもと,安全性の更なる向上に向けて確実に安全対策を行うと共に安全文化の醸成に向けて弛まぬ努力を継続しているところである.同時に原子力に対する環境も大きく変化してきている.本稿では,原子力発電所を始め原子力関連の事業所に対して原子力安全推進協会が実施している安全文化醸成活動について,基本的な考え方から,福島原発事故教訓の抽出,原子力業界を取り巻く環境変化を踏まえた教訓の活動への反映状況等について報告する.
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© 2016 特定非営利活動法人 安全工学会
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