2025 年 64 巻 6 号 p. 406-409
蒸気ボイラは産業分野の物作りにおいて欠かすことができない重要なユーティリティであるが , その蒸 気製造において , 多くは化石燃料を燃やしており , 国内総排出量の 4 % に相当する多くの CO2 を排出し ていると考えられている . 今後 , カーボンニュートラル社会の実現において , 蒸気ボイラの燃料の脱炭素 化も必要な技術になる . 水素は燃焼時の生成物が水のみであることから CO2 排出量ゼロのクリーンエネ ルギーとして注目されているが , これまでボイラの汎用燃料として使用されてこなかったため , 水素を蒸 気ボイラの燃料として扱う上での特徴を紹介する .