2026 年 12 巻 1 号 p. 17-24
〔目的〕高校サッカー選手における10m,30m,50m スプリント時間に関連する要因を距離別に検討する。〔対象〕男子高校サッカー選手72名(16± 1 歳)を解析対象とした。〔方法〕本研究は横断研究である。スプリント時間は光電管タイム計測器で測定した。10m・30m・50m のスプリント時間を従属変数とする線形回帰モデルで関連要因を検討した。〔結果〕10m スプリント時間にはY バランステストの後外側リーチ距離(b =-0.53,p =0.024)が関連した。30m および50m スプリント時間にはカウンタームーブメントジャンプ(b =-0.26,p=0.033,b =-0.31,p =0.018)が関連した。〔結論〕スプリント時間は距離により関連要因が異なった。初速期は動的バランス指標,加速期以降は下肢パワー指標に着目する視点が得られた。