理学療法さが
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原著
足関節へのテーピングが立位バランスへ及ぼす効果
満丸 望平川 信洋山田 道廣八谷 瑞紀大田尾 浩
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2018 年 4 巻 1 号 p. 1-6

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抄録

[目的]一枚のテーピングを足関節に貼付し,立位バランスへ及ぼす効果を検証した。[対象]対象は健常な若年成人41名(平均年齢18.9±0.3歳,男性28名,女性13名)とした。[方法]すべての対象者に 2 条件(テーピングなしとテーピングあり)を設定し,それぞれの足圧中心移動軌跡を測定し,裸足のノーマル群(N 群)とテーピングを施した介入群(I 群)で足圧中心移動軌跡を比較した。足圧中心移動軌跡は,安静立位および両足つま先立ち位で測定した。[結果]安静立位では N 群と I 群とのあいだに有意差は認められなかった。一方で,両足つま先立ち位では N 群と I 群とのあいだに総軌跡長(N 群:177.06±51.60 cm,I 群:158.05±35.81 cm)および単位軌跡長(N 群:5.90±1.72 cm/sec,I 群:5.27±1.19 cm/sec)において有意差(p <0.01)が認められた。[結語]一枚のテーピングを足関節へ貼付することで,不安定な立位を安定させる効果がある。

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© 2018 公益社団法人 佐賀県理学療法士会
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