日本酒学ジャーナル
Online ISSN : 2758-142X
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地域資源の護り手としての酒蔵”について考える
SDGsへの取り組み
田畑 夏子
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2023 年 2023 巻 p. 38-47

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抄録

現在、SDGsの観点を、どのように企業経営を取り込めばよいのかが高い関心を集めている。日本において、酒蔵は地域資源を活用した生産者であると同時に、長年地域との持続可能な関係性を紡いできている存在であるといえる。地域及び事業の課題を解決すべく取り組みを進める蔵元と、イタリア食科学大学の日本酒学の講師を招き、多様な取り組みの特徴を明らかにすべくディスカッションを行った。酒蔵の取り組みとその考え方、あわせて海外の食に関する学術領域での日本酒の捉えられ方、ワインとの比較、イタリアでの食の生産者の事例なども参考に、地域の持続性から考える日本酒や食の生産者のSDGsについて話し合った。

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© 2023 本論文著者
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